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虫歯治療

歯医者が苦手、どういったことをするか不安という方は多いと思います。口腔内カメラで自分の口の中をよく見てもらい、パノラマなどのデジタルレントゲン、模型などを使い、しっかりと説明し、患者さまにリラックスして治療を受けていただけるようにしています。

歯は削れば減ります。虫歯になった歯を削って治療するのは必要なことですが、その際にもご自分の歯（歯質）をできるだけ残すよう治療しています。歯の神経や歯もすぐに取ったり、抜いたりせず、できるだけ取らずに残すよう精査しながら、治療を進めております。
詰め物、被せ物は従来の金属や白いプラスチック等の他に、白い被せ物も保険でできます。

保険診療の被せ物、特に奥歯の場合は銀歯にしなければならないと思っている方は多いことと思います。
それが、2020年9月からは第二大臼歯を除き、ほとんどの歯に保険診療で白い被せ物を入れられるようになりました。金属アレルギーがある方は、どの歯でも適応可能です。まずはお気軽に歯科医師までおっしゃってください。

予防診療

歯医者は痛くなって行くところだけではありません。治療だけでなく、お口の健康を維持し、より良くするところです。虫歯や歯周病の予防です。その為、当院は治療が終了したら、定期検診をしております。

定期検診では、虫歯、歯茎、歯を支える骨の状態、咬み合わせなどの検診をします。そして、虫歯、歯周病の早期発見といった予防のお手伝いをしております。メンテナンスの為に来られる患者様もたくさんいて、とても健康なお口で元気に毎日を送られていらっしゃいます。

また、お子さまの虫歯予防にも重点を置いています。
フッ素は『歯が生えたらすぐに』が原則ですが、子どもの頃は次々と乳歯が抜け、新しく永久歯が生えてくるので、年2～6回のフッ素予防をご提案しています。
虫歯になりにくいようにフッ素塗布とフッ素イオン導入法を行っています。フッ素イオン導入法は、フッ素をイオン化させることにより、通常歯牙には取り込まれにくいフッ素を効率よく取り込み、より強いエナメル質を形成し、虫歯予防にとても良い影響を与えます。シーラントは奥歯の溝を虫歯になる前にフッ素を放出するお薬で埋める虫歯予防法です。特に溝が深くて複雑な6歳臼歯に適しています。
保険適用での予防処置になりますので、歯は削りません。また、お子さまの歯磨きアドバイスもしてますので、お気軽にご相談ください。

小児歯科

虫歯予防のため、当院は開院当初からフッ素を活用しています。方法は、フッ素塗布とフッ素イオン導入の2種類です。お子さまのうちは歯の生え替わりがあるので、年に2～6回のフッ素予防をご提案しています。お子さまの虫歯を放置すると、顎の成長などに悪影響となりかねません。当院は保護者さまと力を合わせ、乳歯の時期からの健康管理を行っています。

そのために大切なことは、治療を不安に思うお子さまの心を理解し、嘘をつかないことです。
乳歯はいずれ生え替わるため、使う時期は限られていますが、その間にも重要な役割を果たしています。その役割とは、大きく三つあります。一つ目は「噛むこと」で、成長に欠かせない栄養素を取り入れるための機能です。二つ目は「発音」です。多くの言葉を覚える幼児期に、健康な歯があればはっきりと発音できるようになります。そして、三つ目が、「永久歯の誘導」です。生え替わる時、乳歯の根は吸収されて後に生えてくる永久歯を誘導します。そのため、虫歯で乳歯を早く失うと、歯並びや噛み合わせが悪くなる場合があります。このように大切な乳歯を虫歯から守り、必要に応じて治療するため、お早めにお子さまを当院へお連れください。歯科治療を嫌な思い出にせずに通えるよう、配慮いたします。お子さまの場合はフッ素予防、シーラントに保険が適用されますので、定期的にご利用ください。

補綴

歯を削ったり抜いたりした箇所を人工物で修復することを、「補綴（ほてつ）」と言います。当院では、口腔内のバランスを整えて噛む機能を取り戻すことに加え、より美しく健康的なお口元にすることを追求しています。

保険診療で、金属を使ったもの以外に、お口の状態にもよりますが、白い詰め物や白い被せ物（CADCAM）をすることができます。

より美しさを求める方には、自由診療になりますが、「ジルコニア」があります。

「ジルコニア」は、セラミックスの中でも特に高い強度と、透明感のある白さを持ち合わせています。

義歯・入れ歯

当院では、保険診療を基本に、お口の状態に合わせて「噛める」「使いやすい」入れ歯を作製しております。「合わない」「痛い」「壊れた」など、お困り事にも対応いたしますのでご相談ください。ご要望があれば、金属床・エステティックデンチャーなど自由診療も可能です。

噛む機能だけでなく、より自然で美しい見た目をお求めの方にご紹介したいのが、エステティックデンチャーです。一般的に、部分入れ歯の留め具は金属でできています。けれども、エステティックデンチャーは留め具がピンク色の樹脂でできているため、歯茎の色になじみます。よくフィットして機能性に優れ、材料が改良されて耐久性も良くなりました。水分を吸収しにくいため、臭いが付きにくいのも魅力です。

エステティックデンチャーなら、入れ歯に抵抗があった方も使いやすいのではないでしょうか。今までの入れ歯に物足りなさを感じている方や、入れ歯をしていると気付かれたくない方は、当院へご相談ください。

矯正歯科

「矯正歯科」は、歯並びの悪い状態から、きちんと噛み合う美しい歯並びにする治療です。当院では、非常勤で矯正歯科専任の歯科医師が来院する日を設定し、矯正治療を行っております。矯正相談日もあります。歯並びや矯正を始める時期が気になる方は、当院までご連絡ください。

歯並びが悪い状態を総称して「不正咬合」と言い、機能面・外見共に悪影響があります。

例えば、食べ物を十分に噛み砕くことができず、胃腸に負担をかけてしまいます。また、顎関節にも負担がかかるため、顎関節症の原因になりかねません。さらに、食べ物が歯に挟まりやすいうえに歯磨きがしづらく、虫歯や歯周病にかかりやすい状態です。お子さまですと、顎の発達が不十分となり、お顔のシルエットのバランスが悪くなることが考えられます。発音も、不明瞭になることがあります。

矯正治療で、正しい噛み合わせを取り戻すことが必要です。治療では、矯正装置を使って歯や顎の骨に力をかけ、ゆっくりと動かして改善していきます。

歯科用CAD/CAM

保険診療の被せ物、特に奥歯の場合は銀歯にしなければならないと思っている方が多いことでしょう。それが、2023年12月からは全部の歯が保険適用となり、保険診療で白い被せ物を入れられるようになりました。金属アレルギーがある方は、どの歯でも適応可能です。

歯科用CAD/CAMシステムとは、設計に基づき、機械を使って自動で被せ物を削り出すことです。以前は自費診療だった白いハイブリッドセラミックスの被せ物が、歯科用CAD/CAMを使えば保険適用で提供できるようになりました。

材料となるハイブリッドセラミックスは、小さな詰め物に使われる歯科用プラスチックよりも強度があり、変質しにくいという特徴があります。セラミックスをプラスチックに混ぜたもので、両方の特性を持っています。セラミックスの美しさや硬さとともに、プラスチックの粘り強さがあります。自然な色味を再現できることも魅力です。

金属を含んでいないので、金属アレルギーの心配はありません。なお、保険適用には残存歯の本数など条件があります。「保険で白い歯」をご希望の方は、歯科医師にお伝えください。